着工前の景色

計画地はゲレンデ片隅の未整備の場所でした

抜根整地の段階で現場から多くの石が発生しましたが、それらは土止めや景石としてすべて利用します。
工事中の風景

設計士の高崎さんと本田さんによる地割り(位置出し)風景


枕木階段と土止めの岩組。
植付直後
残念ながら写真がありません
工事中の景色

流れを整備中

流れの岩組完了直後
この岩組では、コンクリートや砕石は一切使わずに
バックホウで掘って
石を据えて
浸食の可能性のある個所に草の根の塊を詰め込むだけ
とかなり自然やさしい工法で造りました。
(脱コンクリート工法のその後ついては↓に記載)

ミズバショウ植付直後、なおクサソテツは自生です。大事に残して作業しました。

雨の中、クリンソウを植えています。
ここは標高1,000mということもありなんせ雨が多い。
下界は晴れているのに現場が雨なんてことがしょっちゅうあり、土をいじる我々のような職種にはなかなか過酷です。
開花

春の景色 クリンソウが満開

夏の景色 シモツケソウとオオバギボウシ
クリンソウがほんの少しだけ残ってますね

ハーブガーデンのすぐ横なのですが、流れ周辺は山野草を植栽しました。
ミズバショウ、クリンソウ、シモツケソウ、オオバギボウシ(園内移植)、トリアシショウマ(園内移植)、アカモノ(園内移植)、マチムシソウ(播種)、ノハナショウブ、サワギキョウ、ミソハギ、エゾリンドウ、シラネアオイ、エゾアジサイ(園内移植)がそれぞれの季節を彩ります!(^^)!

岩組は歳月を経て落ち着きました(2017年)
コンクリートを使わずとも自生植物が繁茂して土は安定しています。もちろん多少土の浸食はありましたが手直しするほど酷くないようです。
また、ここまで2石ほど大雨で石がずれましたが、それも自然ということで放置してありますが違和感ありません・・・というよりよりワイルドに
脱コンクリート工法で自然景観を造るような仕事って庭師冥利に尽きますね。
開花